被災者視点
復興の7要素検索
被災地“外”に避難した人は、
どこへ“避難”しているのか?
災害発生後、被災者は被災地“内"で避難を続ける人と、被災地“外”に避難した人とに分かれます。前者の傾向は「Data.2:災害発生後、被災者はどこへ“避難”しているのか?」にある通りですが、後者の場合は、どのような場所を避難先として選択しているのでしょうか。
最も特徴的なのは、災害発生当初(フェーズ0)から一貫して、【血縁】が目立って多いということです。10時間を経過すると、被災地外に【勤務先】がある場合には、そこへの避難もわずかながら増加し、数日が経過する頃になると【賃貸住宅】への避難も始まりますが、それでも【血縁】を頼った人たちの半分以下の割合です。また、【友人・近所】に関しては、ほとんど頼ることができていませんでした。つまり、【血縁】がいない場合には、被災地外に出ていくことは難しいことがわかります。
- 被災地外への避難者は、別居している親・子ども・親せきの家などの
【血縁】を頼りに避難している
Data.03
- [時間経過に伴う被災地外に移動した人の動き]
すまいのデータ一覧
- Data.01 被災者の“避難理由”は何か?
- Data.02 災害発生後、被災者はどこへ“避難”しているのか?
- Data.03 被災地“外”に避難した人は、どこへ“避難”しているのか?
- Data.07 「すまい」に関する情報は“いつ”必要とされているのか?
- Data.08 災害後の被災者はどのような“住居形態”に移り変わるのか?
- Data.09 被災後の居住地は“どこ”を希望しているのか?